COLUMN
<第60号>

『色』で決まるビジネス勝負

 私たちは毎日色の中で暮らしています。着るもの、見るもの、食べるもの、生活の中には実にいろんな色が溢れています。 ビジネスにおいても色の役割は重要なのです。

1、第一印象管理と色


 第一印象は最初の3秒で決まると言われています。しかも、いったん定着した第一印象はなかなか払拭されにくいものなのです。

 また、米国の心理学者A.メラビアン氏によると、話し手が聞き手に与える影響は、 態度やボディランゲージなどの見た目から55%、声から38%、言葉から8%といいます。 ですから、初対面の時には、何を話すかということよりも、身だしなみを整え、感じのよい態度、声で接することで好感を持たれるのです。 良い人間関係を築くためには、他人から見える自分を知り、第一印象に気を配りたいものです。 そこで、服装コーディネイトの色を有効的に使うことをお勧めします。色が感情に影響を与える効果を利用するのです。

2、ネクタイの色選び


 2000年の大統領選のテレビ討論でブッシュ氏とゴア氏が二人揃って紺のスーツに白いシャツ、赤いネクタイというコーディネイトで登場したのは有名な話。 赤は情熱、やる気をイメージさせます。この組み合わせはアメリカではパワールックと言われ、ケネディ大統領が大統領選の時に使った裏技としても知られています。

 先日の民主党の代表選の時のことです。鳩山氏が新代表に決まってからのテレビインタビューで「選挙中は赤いネクタイをしていましたが、 今日はゴールドにしました。」と言っていました。日本にもネクタイの色に気を使う「コーディネイトの色戦略」が浸透してきたということですね。 色は、単に「似合う」ということだけでなく、コミュニケーションの目的を達成するための一つのツールになるのです。

3、何色を選ぶ?


 紺やグレーなどのスーツに白いワイシャツがまだまだ多い日本のビジネス社会。ネクタイの色は豊富にあります。 あなたはどの色のネクタイを選びますか?簡単に色の効果をご紹介しましょう。

 活動的、リーダー性を表します。自分の主張や意見を通したい時、積極的にアピールしたい時に効果的です。ワンマンや攻撃性も意味しますので態度にも気を配りましょう。

 信頼や律儀性を表します。知的で爽やかなイメージもあります。気持ちを落ち着かせ、論理的に話をしたい時や、慎重さ、誠実さを伝えたい時にお勧めです。

 明るく元気なイメージを与えます。個性、楽しさを表わす色でもあります。 ユーモアを持ってコミュニケーションしたい時、注目を集めたい時にお勧めです。

ぜひ、あなたのビジネスコミュニケーションに応じて色を活用してみて下さい。

〜 自分に似合う色選びなどさらに詳しいアドバイスをお求めの方は下記までご連絡ください 〜


専門家プロフィール
高木 みどり

【プロフィール】
カラー・メイクセラピスト
1969年生まれ 愛知県立大学第二外国語学部フランス学科卒業
日本郵船(株)に勤務後、カラー・メイクセラピスト、ベビーマッサージ講師、
産業カウンセラーとして活動。
個人カウンセリング、レッスン、セミナーなど行っている。二児の母。

【カラー・メイクセラピスト 木みどり】
E-mail: mido310jp@yahoo.co.jp


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