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<第21号> |
経営のための経営計画〜社長の示す目標〜
今回は、社長の示す目標について考えてみたいと思います。
社長が示す目標(経営理念・経営目標)は何のためにあるのでしょうか。
思うに経営計画の効果の中に社長の的確な意思決定、信用力の強化、そして企業の活性化があります。経営理念や経営目標があることによって目標から外れない意思決定が可能であり、また真摯な経営理念・経営目標は信用力の強化につながります。
そして、最大の目的は社長の理念やビジョンが社員に心底伝わることで、企業の活性化が可能となるという点にあるのです。経営理念・経営目標は社長が社員に伝えるために最大限の力を投入する必要があるものといえます。
■全社目標 |
全社目標には以下のものがあります。 |
■自社分析 |
実際に全社目標を立てる際はより戦略性を持たせるため自社分析をお勧めいたします。自社の「強み」や「課題」を整理することは戦略を練る上で必要不可欠なのです。具体的には、利益の源泉である「販売力分析」と企業の基本となる「体力分析」があります。 |
■数値計画 |
数値計画では社長の戦略に基づいた数値の見通しを確認します。具体的には販売戦略に沿った売上、変動費、粗利計画や目標達成に必要な人の採用や設備投資などの必要予算、そして回収・支払条件等を加味することで、「採算はとれるか・キャッシュフロー見通しはどうか・自己資本の充実は図れるか」を確認することが出来ます。 又、将来予測しうるリスクを踏まえて条件を変更することで様々なパターンでのシミュレーションを行います。意思決定の幅が広がり不測の事態への対応も自信をもって行うことができます。 シミュレーションした結果は5年間の売上分類別売上高、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書として確認します。 専門のパソコンソフトを活用することで経営計画の作成時間は意思決定に多く費やすことが可能となります。人の作文では真に社員と語りあえません。社長の思いのこもった経営計画書を作ってみてはいかがでしょうか。 |
専門家プロフィール |
楯 泰治 |
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