COLUMN
<第12号>

「社長自身のモチベーション 〜夢を持つ〜」

1)モチベーション維持のむずかしさ
 皆さんは、社長としてのモチベーション・やる気をどのように維持し高めていますか。
社長がやる気があるのは当たり前で、ないなら社長をおりたらとの厳しい声も聞こえてきそうです。わたしは、独立して6年たちますが、自身のモチベーションを高く維持し続けることの難しさを実感しているひとりです。サラリーマンの時のように、やる気が出ない原因を会社や上司や周囲のせいにするわけにいきません。
2)イチローの小学校6年の作文
 最近、関係先から大リーグのイチロー選手の小学校6年時の夢という作文が送られてきました。その作文を要約すると『僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのために中学・高校の全国大会で活躍する必要があり、小学校3年から1年360日は厳しい練習をしてきて、県大会でも4試合で3本のホームランを打ちました。友達と遊べる時間は週に5〜6時間です。そんなに練習しているのだから必ずプロ野球選手になれると思います。そしてお世話になった人を球場に招待したい』というような内容が書かれています。
3)夢を持ち続ける 〜小さい成功の積み重ねとプラス発想〜
 皆さんは、夢を持ち、夢の実現に向け日々の仕事にとりくんでいるでしょうか。皆さんが今やっていることは、夢の実現のステップでしょうか。自分の
夢に向かっている時が、もっともやる気が高まり、楽しいのではないでしょうか。ややもすると、思い通りに行かない原因を景気のせいにしたり、業界環境のせいにしたり、取引先や社員のせいにしたりして夢をあきらめていないでしょうか。
 イチローは、『そんなに練習しているのだから必ずプロ野球選手になれる』といっています。厳しい練習をくりかえし、少年野球の大会で成功体験を積み、希望を持ち続けています。誰しも、一時的には夢や希望を持ったとしても、継続してもち続けられる人は少ないように思えます。
 なぜでしょうか。一度失敗すると、だめだと思ってあきらめてしまうからではないでしょうか。失敗した時にどう考えるかは、その人の自由です。できうれば失敗は成長へのステップと考えることを習慣化し、可能性を持ち続けたいものです。
4)使命を持つ
 またイチローは、作文の中でお世話になった人を球場に招待したいといっています。人間、自分のためは当然として、人のため・周囲のためにという使命が加わると、大きな力がでるし、まわりが応援してくれます。
 事業経営においても、経営理念などで自社の使命を明確にし、会社全体に浸透させると社員のパワーをより引き出せると思います。

専門家プロフィール
舌古 孝之

【プロフィール】
経営コンサルタント ファイナンシャルプランナー(CFP)
早稲田大学商学部卒業後、銀行勤務を経て、名南経営センター(名古屋)に入社し、中堅中小企業の会計・経営指導業務に関わる。1998年、(株)Z総研(本社:桑名市)を設立し独立起業。2003年本物の仕事をするため(株)Jパートナーを設立、それぞれが独立した士業・コンサルタントを組織し、各専門家の能力を結集したコンサル事業に挑戦中。

【得意・専門分野】
経営計画・利益計画の作成、予算実績管理、後継者育成・管理者の自己革新研修、中小企業の事業承継・M&A相談、オーナー・事業主の資産形成・資産防衛管理。

【株式会社 Jパートナ】
〒461-0001  名古屋市東区泉1−16−7 K21ビル3F
TEL 0120-418-048 FAX 052-485-8272 E-mail zekko@j-partner.com

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