COLUMN
<第17号>

「経営者のための経営計画(1)」

【経営計画とは・・・】
 巷には経営計画に関する本が溢れています。そういった本の中では「経営理念とは…内部環境とは、外部環境とは…」など、非常に様々なことが書いてあります。そのため、いったい何から手をつけていいのかがわからず、ついつい外部のコンサルタント会社などに任せてしまうという社長様もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、経営計画とはそもそもどんなものを云うのでしょうか。

 簡単に言ってしまうと経営計画とは会社の未来予想図を描くことです。例えば5年後に一体自社はどんな事業をしているのだろうか。そういったイメージを形にしたもの、これも立派な経営計画と言えます。ただし、経営者自身の魂を入れること。これなくして真の経営計画と呼ぶことはできません。
【MP式経営計画】
 よく「経営計画は難しい」という経営者の方の声を耳にします。しかし「経営」は難しくても「経営計画」は難しくありません。どんな経営者の方にも簡単に作成していただける経営計画の手法。それがMP式経営計画です。

 MP式経営計画では以下のステップで経営計画の立案を行います。
  1. 社長が目標を示す
  2. 方法論を具体化する
  3. 達成管理を徹底する
【経営計画の効果】
経営計画には以下の効果があります。
  1. 先見経営の実現
    経営計画は将来の見通しをあらかじめ把握できるため余裕をもった意思決定が可能です。
  2. 的確な意思決定
    社長の様々な迷いに対して様々な可能性を検討した上で判断することが出来ます。
  3. 信用力の強化
    きちんとした経営計画書は計画性のある企業姿勢と合わせて外部に対して好印象をもたらします。
  4. 企業の活性化
    経営計画を媒体にして、幹部や後継者と共に経営を考えることにより、経営者の意思を徹底させるだけでなく、経営参画意識の向上や後継者の育成が期待できます。
    経営計画の効果は「大きく打てば大きく、小さく打てば小さく…」というように実践する経営者の取り組む姿勢により効果が大きく変わります。是非、大きな成果を上げるため経営計画をご活用ください。
【スケジュールの決定】
 経営者の方は非常に多忙です。思いつきで経営計画を立案しようとしても、日常の業務に追われ、なかなか時間を確保することは難しいのではないでしょか。

 そこで、経営計画を立案する際には予め、いつ立案するのかということを決定しておく必要があります。日程を決め、それを必ず実施するという姿勢こそが経営計画の立案には最も大切なことになります。

 経営計画の立案には、経営者だけではなく経営幹部や全社員が参加するボトムアップ方式が理想ですが、まずは経営者の方が主導で経営計画を立案してみてはいかがでしょうか。

 まず経営計画を立案し、実践する。そうした流れの中から幹部や後継者が育ち、新しい実践の流れとなってあなたの会社を大きく変えていくはずです。

 当事務所では経営者の皆様の経営計画立案をサポートしております。まずは、社長ご自身で中期5ヵ年計画を立案し、会社の方向性を確認してみてはいかがでしょうか。

 是非お気軽にお問合せ下さい。

専門家プロフィール
楯 泰治 昭和40年9月17日生
【プロフィール】
昭和63年京都大学農学部農林経済学科を卒業し、株式会社富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)、監査法人伊東会計事務所(現中央青山監査法人)勤務を経て、開業し現在に至る。
【得意・専門分野】
中小企業の事業承継対策・会計管理をベースにした経営コンサルティング、株式公開支援、企業組織の再編、会計監査、ディスクロージャー、公益法人の指導、内部管理体制の整備・運用。
【公認会計士 楯康治事務所】
〒460-0008 名古屋市中区栄1-16-16 チサンビルサカエ204号
TEL 052-211-1315 FAX FAX 052-211-1316
E-mail ytate@sb.starcat.ne.jp
URL http://www2.starcat.ne.jp/~yasutate/home.html

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